少し前、とあるTV番組で「南太平洋に浮かぶ小さな島国「ニウエ」が紹介されていました。成立して30年足らずの新しい国なのですが、とにかく美しい!!
とても綺麗で食い入るように画面を見ていたら、車の走行シーンで車線が「左側通行」であることに気づきました。勝手に海外は全て右側通行と思い込んでいた私・・・(/ω\)そういえば、なぜ国によって違いがあるのか??と気になってきたので調べてみました(=゚ω゚)ノ
まず、世界では右側通行が主流!!
赤=車両の右側通行を行っている地域
青=車両の左側通行を行っている地域
左側通行を行っているのはおよそ76の国や地域(保護領を含む)なのですが、日本以外で代表的な国はイギリス・オーストラリア・ニュージーランド・パプアニューギニア・インド・香港・南アフリカ共和国など。
これらはかつてイギリスの植民地であった地域。
ちなみに植民地になっていない国でも、近代になってイギリスの制度などを取り入れた際に、影響を受けて左側通行となった場合もあるようです。
左側通行になっている理由は地域によって異なるようですが、日本に関しては侍のルールとしての左側通行(右側通行の場合、左腰に差している刀の鞘同士がぶつかってしまうのでそれを避ける為)がそのまま定着したというのが最も有力な説なんだそうです(・ω・)ノ
その後、日本が近代化する際にイギリスの影響を受けたことで現在も左側通行が行われているんだとか。
ということは、日本の中でもアメリカの占領下にあった沖縄はもしかして…
調べてみると、やはりかつて右側通行の時代がありました。
第二次世界大戦の終盤、1945年6月にアメリカの占領下となった沖縄。
アメリカ軍により右側通行に変更されます。
その後1972年の日本復帰に伴い左側通行に戻されましたが、しばらくはまだ右側通行が続いていたんだそうです。
完全な左側通行に戻ったのは1978年7月30日。それは日付にちなんで「ナナサンマル」と呼ばれる歴史的な出来事でした。当時の貴重な記録が映像で残っています。https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=xklmxmgaFWA
今私たちが当たり前に走っているこの道路。
どうやら色んな歴史が積み重なって今の環境に落ち着いているんですね。
国際免許が簡単に取得できるこのご時世。海外旅行先で車を運転する機会もあるかもしれません。そんな時には是非、渡航先が「右側通行なのか?左側通行なのか?」の確認をお忘れなく!!(/・ω・)/
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。