こんにちは、FJCRAFTです(=゚ω゚)ノ
今年もあっという間に夏がやってきますね~。気象庁発表の暖候期予報によると、今年の夏の気温は例年より高くなるんだそう。また厳しい暑さが待っていそうですね(;゚Д゚)
そういえば4月の下旬頃「駐車場の車に約4時間放置された乳児が死亡。死因は熱中症か?」というニュースを見ました。春なのにもう熱中症?!とちょっと驚いたことを記憶しています。
事故当時は晴天。最高気温は21℃。死亡した乳児が眠っていたことから車のエンジンを切り、窓を3㎝ほど開けた状態で買い物に出かけていたんだそうです。
約一時間毎に様子を見に来ていたとのことですが…本当に痛ましい事件です。
夏場になると増える乳幼児の車内死亡事故。
眠っていたから。ほんのちょっとの間なら。定期的にチェックしに行っていたから。
事故後、そんな風に話す親御さんが多いらしいのですが…
そのほんのちょっとの間に車内ではどんなことが起こっているのか?
子どもの熱中症事故に警鐘を鳴らすJAFの実験データからこんなことがわかりました。
◆車内温度テスト 春◆
テスト実施日:2007年4月26日
場所:彩湖・道満グリーンパーク駐車場(埼玉県戸田市)
各部測定箇所別/ピーク時の温度と時間
⑴ダッシュボード付近‥‥‥‥‥70.8℃(11:50頃)
⑵車内温度(運転席の顔付近)‥48.7℃(14:10頃)
⑶測定日の外気温‥‥‥‥‥‥‥23.3℃(13:40頃)
⑷フロントガラス付近‥‥‥‥‥57.7℃(11:50頃)
衝撃です。外気温23℃でこの結果(;゚Д゚)
車内に置いた一部の缶入り炭酸飲料が破裂したそうです。
◆車内温度テスト 夏◆
テスト実施日:2012年8月22・23日
場所:彩湖・道満グリーンパーク駐車場(埼玉県戸田市)
午後12時から4時間、駐車条件の異なる車両(ミニバン)を5台用意し、炎天下における車内温度を測定。結果はこちら。
出典元:JAFユーザーズテスト
なんの対策もしていないクルマでは車内の最高温度が57℃!!!
ダッシュボード付近の最高温度は79℃!!(゚Д゚;)!!
しかも測定開始直後からぐんぐんと上昇し、約1時間でほぼ最高温度に達していることがわかりました。
窓を開けていても45℃。サンシェードはダッシュボード付近の温度の上昇は防ぎますが、車内の温度に対してはそこまでの効果がありません。でも、やはり効果はあるようなので今年こそはちゃんと装着しようと今心に決めました。
ちなみに79℃のダッシュボードに置いたクレヨンは1時間20分で全て溶けて流れ出すという結果に。消せるボールペンで書いたメモは約2時間放置で文字が消えて読めなくなってしまったそうです。当たり前ですが、スマートフォンも壊れます。
とにかく、大切なものは絶対にダッシュボードに置かないようにしてくださいね(>_<)
このくらいの車内温度になると、エアコン停止からわずが5分で熱中症指数警戒レベルに達し、15分で危険レベルに達するんだそうです。ちょっとそこまで‥ほんの少しの間なら‥という感覚ではいけないということがはっきりとわかるデータです。怖い。
医学的に見た子ども(特に乳児)の熱中症についてはこう書かれています
『赤ちゃんは一見スヤスヤと気持ちよく寝ているように見えても、実は体内では大人が小走りをしている時と同じくらいの代謝をしていることになります。これは大人に言いかえれば、50℃に近いバスの中を走り回っていることに相当します。春先の爽やかな季節のもと、車内でスヤスヤと寝ている幼児が10分程度の短時間のうちに重症疾患になったり、死に至る可能性もあることを認識すべきなのです(子どもの安全ネットワークジャパン/医療法人誠仁会伊藤病院 伊藤将史院長)』
エアコンをつけていたとしても、駐停車中はコンプレッサーの回転速度が遅くなることで機能が低下し、真夏の炎天下でエアコンを使用し続けたときに車内の気温が外気温よりも高くなる場合があることもわかっています。
エアコンをつけていたとしても決して安全とはいえない‥
じゃあどうすれば??
やはり「一緒に連れて出る」というのが最善策といえますよね。
JAFのアンケート結果によると
子どもを車内に残したまま車を離れたことがあると答えた人は全体の28.2%
思いのほか多いことに驚きました。
真夏にかかわらず、春先からも気を付けたい車内温度と熱中症問題。
どうか今年の夏は少しでも悲しい報道が減ることを願います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m